フェースブックのねたみ

 

公園で元気に遊ぶ小学生をあまり見かけなくなりましたね。

たまに見かけるとベンチに座ってゲームをしている。

電車に乗っている高校生も話さずお互いにメールなどに熱中している風景をよく見かけます。

人間関係がどんどん希薄になっています。

そのせいか近頃の新入社員は電話を取りたがらないという。

どこの誰からかかってきた電話かわからないのは怖く、恥ずかしいらしい。

それでいて自分の日常をネットに投稿することには余念がない。

ネット上やメールで話せるから直接対話をしなくなったのでしょうか。

直接対話をしたくないからメールに頼るのでしょうか、よくわかりませんが、

こんな若者達の将来を懸念してか このような実験が行われました。

コペンハーゲンの大学で1100人のSNSに夢中な若者を2つのグループに分け、一方に対してSNSを1週間禁止してみました。
(SNS:社会的なつながりをネット上で行えるサービス)

どんな結果が生まれたでしょうか・・・?

すると効果てきめんで日常に対しての満足感が高いレベルまで達したというのです。

怒りやイライラが消え、自分の仕事への注力や社会性が増してきたといいます。

そして孤独感が消えてきたそうです。

SNSで大勢の友達と毎日のように対話していたのに孤独だったのでしょうか?

Facebook envy(フェースブックの妬み)という言葉が流行のようです。

友人の投稿を見ると何でもないことなのに幸せや成功しているように感じて妬んでしまう。

実際はたいしたことないのに相手のちょっとしたことを拡大解釈して落ち込んでいくらしい。

隣の芝生だったら近寄って見て「そうか、どこも同じだ」と体感することができますね。

でもネットの場合にはそれができずどんどん鬱積していきます。

特にSNSに多く加入している人は鬱になるリスクが数倍も高いといっています。

大人の義務として 子供たちには最小限で済ませ、実体験を多くさせたいものですね。