景観への責任

とても素敵な街並み。
これを壊すと 罪だ。
そんな意識が今の日本人には残念ながらなくなっていると思う。
吉祥寺のまことちゃんハウスがそれを代表して物語っている。

まこと

室内はなにをしようと自由だが外観は個人のものではない。
決して個人の自由ではない。
景観は人々のモノ。
行政がもっと勉強しなくては・・・・。

ヨーロッパでは家の外壁の色を変えるときには自治体に届けて了承されなければならないところが多い。

そんなことを考えていたら、素敵な工事中の垂れ幕が目に入った。
わずか数ヶ月か数年の工事期間でも景観を壊してはならない。
そんな心意気が素晴らしい。

垂れ幕4

この建物の前壁面は全部が絵。
工事中のため、垂れ幕となっている。  ドイツ・ミュンヘン

垂れ幕3

これも前面全部が絵の垂れ幕。窓から国王と王妃が覗いている。 
ドイツ・ミュンヘン

垂れ幕2

これも垂れ幕。彫刻が印刷してある。  ドイツ・ミュンヘン

かつて フランクロイドライトは日本の武家屋敷の街並みを見て、
「これ以上整った素晴らしい街並みは世界のどこへ行っても無い」
と絶賛していました。

武家1

武家2

ここまでは戻れないとしても、100年後に向けて景観を作っていく努力をしてほしい。
まず、行政に勉強して欲しい。

数値を与えれば良いというものではないでしょう。