中国とデザイン
中国人のパワーはすごい。
圧倒されそう。
でも「デザイン」に関して言えば
少し安心 したかな。
日本人には追いつかないと思う(当分は)。
センスの問題ではない。
センスはお国柄によって違うもの。
中国人の気質は交通マナーの悪さに集約されている。
あれを見ると全体が見えるようだ。
車も人もバイクも自転車も
「おまえがどけよ!」「俺が、私が、通るんだ」
譲り合う気持ちが気質的に存在していないのだろうか?
私は多分1年に3回も車のクラクションを鳴らしてないと思うのだが、上海でタクシーに乗ると3分に一回くらいは必ず鳴らす。
デザインの基本は相手の視点から見ること。
「言いたいことを言う」のではなく、「聞きたいことを言う」こと。
「作りたいものを作る」のではなく、「欲しがるものを作る」こと。
アートの世界は、
「私はこう思う、だからこう表現する。どうよ」 「感じるでしょう」
だからアートは人に受け入れられようとすると表現が陳腐になる。
デザインは設定したターゲットに気に入れれてこそ生きてくるもの。
日本は和の国。
慈しみの国。
遠慮の国。
武の国。
脈々と流れているものが、今経済発展している中国人とは大きく違う。
お前がどけよ」の中国では繊細な独自のデザインは程遠い世界に感じる(アートは別)。